シンガポールで銀行口座を開設するだけで簡単に約2%の金利をノーリスクで手にすることができます。これは日本で金利のいいネット銀行(だいたい0.1%くらい)の20倍にも値します。今回はどのようにこの金利を手にすることができるのか解説します。
高金利の口座を入手する条件
この高金利を手にする方法はずばり、シンガポールの銀行口座を持つことです。
そのためにはシンガポールのVISAを持っていて(Work PermitではなくSパス以上のVISAが必要)、シンガポール国内に住所があることが必要になります。逆に言えばシンガポールで住んでいて働いている人は誰でも銀行口座を作ることができます。また、一度作ってしまえば日本に帰国した後も口座を維持することができます。
残念ながら、日本で暮らしている一般の方がこの高金利の恩地を受ける方法は今のところありません。
DBS Multiplier Accountとは
ここでは最大で3.8%の金利を得ることができる「DBS Multiplier Account」を例に説明していきます。「DBS Multiplier Account」とは現在DBSで口座を作るとほぼ必ず勧められるアカウントになっています。
どうすれば高金利を得られるのか
金利条件
条件は給与の振込口座になっていることに加えて、下記4つの条件のうちいくつを満たしているかでカテゴリ分けされ、さらにその中でどれだけの取引額が一月のうちに行われるかで決定します。
- クレジット利用
- 住宅ローン利用
- 保険
- 投資
それに加えて、月の合計の取引額がいくらなのかによって、条件が決定します。
計算方法
例えば私の場合、下記の3つの条件を満たしています。
・給与振込
+DBSのクレジットを利用
+更にDBSで投資口座を利用
この場合、追加条件の2つを満たすことになり真ん中の段の金利が上限$50,000まで適用されます。(これを超える分に関しては3つの条件を満たさない限り表右上の金利、0.05% が適用されます)
更に、これにそれぞれの利用額(1.給与振込額+2.クレジット利用額+3.投資額)の合計額と表左の金額を照らし合わせて金額が決まります。
仮に1ヶ月の利用額がそれぞれ下記と仮定すると
- 給与振込:月$5,000
- クレジット利用額:月$2000
- 投資額:$1,000
合計で月$8,000のトランザクションがあると計算されます。この場合は月上限$50,000までに金利2.20%が適用されます。
このように通常の生活を送っているだけで、日本では金利の高いとされているネット銀行の約20倍もの金利を簡単に稼ぐことができるのです。もちろん日本円の換金を前提とする場合、為替リスクはありますがシンガポールは経済も安定していることからそれほどまでのリスクにはなりません。
シミュレーション
適用金利は下記のページからシミュレーションできます。
参考までに上記の場合のシミュレーション結果です。上限の$50,000が口座にあると仮定すると、1年で約$1,100が金利として受け取れる計算になります。
適用金利の確認方法
オンラインバンキングトップページの「Bank & Earn Summary」から確認できます
この画面から月別で、
・年間のトータル利息
・金利が適用された残高
・適用されたトランザクションの合計額
が確認できます。
また、さらにその下の画面でどのトランザクションがそれぞれいくらだったかの確認も可能です。
まとめ
シンガポールに在住になればこのように普通に生活しているだけでこのような高金利を得ることができます。通常のサラリーマンでは難しいですが、条件を満たせば最大で3.8%もの金利を得ることができます。これは高配当と呼ばれる株を所持するくらいと同じレベルの利回りになります。
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